· 

健康の基本は「食べて出す」

食べることと出すことは基本中の基本。ここがうまくいかないと健康は保てません。私は、漢方相談ではどんな症状の方にも「特に何もしなくても朝、昼、夕にお腹が空きますか?」「特に何もしなくても自然に毎日排便しますか?」という質問をします。「特に何もしなくても」お腹が空いて食べて胃もたれせず、「特に何もしなくても」毎日排便しているなら胃腸の働きは正常です。お腹を空かせるために運動したり食事を減らしたり、排便のために何か特別な努力をしているなら胃腸の働きは弱っている・滞っていると言えるでしょう。胃腸の弱さには内臓の位置なども関わってきますが、皆さんのお話を伺っていて影響が大きいのは生活習慣とストレスへの抵抗力だと感じます。

 

ゆっくり食事を摂れない、トイレに落ち着いて入れない。

早食いであまり噛まない。

偏食(炭水化物ばかり、肉ばかり、野菜ばかりなど偏った食べ方)。

冷たい飲み物をよく飲む。

食事の時間が不規則。

夕食が遅く満腹したまま寝ている。

ストレスがあるとたくさん食べてしまう。

ストレスがあると食欲がなくなり、お菓子など軽いもので済ませてしまう。

ストレス解消にお酒やタバコ、お菓子など嗜好品が欠かせない。

 

こうしたことが積み重なると、「お腹は空かないけどなんとなく食べ、なんとなくいつも胃がスッキリしない」「気持ち良い排便はあまりない。いつもなんとなくお腹がスッキリしない」という状態を作っていきます。こんな時は漢方薬の出番ですが、薬だけでなく生活習慣の見直しも必ず必要になってきます。まず、

 

時間の余裕を作る。

よく噛む。

偏食、冷飲食をやめる。

遅い夕食は温かい軽いものにし、胃腸の負担を減らす。

 

ここからスタートしてみましょう。ストレス食いの節制は自身ではなかなか難しいので、こちらは漢方薬がおすすめです。ストレスそのものが減らなくても、ストレスを発散する力がつくと「無性に食べたい!」という感覚がなくなってくるものです。気持ち良く食べ、出すことは身体と心の安定に不可欠。月経前の過食(PMSの症状のひとつ)も同様ですので、お悩みの方は漢方相談をいかがでしょうか。

 

(登録販売者 春田有紀子)