風邪でもないけどよく喉が痛いという方。

喉が痛むのはが炎症が起きているためです。風邪など明らかな原因がなくても、
ストレス、乾燥、感染などが原因で喉が痛くなることもあります。
①ストレス
中医学では「肝」が深く関わる症状と考えます。
「肝」は気の流れの調節、胃腸の調節、感情の調節をします。
ストレスや緊張、何かに耐えるような状況が続くなどによって肝のはたらきが
低下するとこうした調節がうまくできなくなります。
気の流れが悪くなると身体の中にうつうつとした余分な熱が発生してきます。
ちょっとしたことでイライラするなども’’熱’’との関わりがあります。
この熱によって喉に炎症が出て痛みが生じることがあります。
また、胃腸の調節が悪くなると、胃酸が上にあがってくるなどの症状によって
喉が炎症してしまいます。
②乾燥
喉や身体の潤いが不足すると、細胞の表面でホコリや異物を排出している「せん毛」が
十分に働かず、ウイルスや細菌やホコリなどを排出する力が弱まって炎症がおきやすくなります。
喉が乾燥している時は喫煙や刺激物の摂取、大声を出すなどが負担になり、痛みが悪化したり慢性化することがあります。
③感染
もともと体力がなく風邪などを引きやすい方は、身体を防御する力が弱いため、
喉の粘膜にいつも何かしらの免疫反応がおきている場合があります。
喉や鼻は外界のモノが始めに通る道なので、免疫反応による炎症がおきやすいです。
漢方薬では
ストレスは気の流れをよくし、発生している熱をとってあげる
・開気丸
・加味逍遥散
・温胆湯 など
乾燥は喉や身体の潤いを保つ
・百潤露
・白龍散 など
感染は身体の防御力を高める
・板藍茶
・衛益顆粒 など がおすすめです。
秋から現在まで乾燥から喉を痛めている方が多くいらっしゃるなと思っていました。
私も風邪ではなく喉を痛めることが多いです。^^;
これから暖房などでまだまだ室内は乾燥しやすいのでご注意を!
平山