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さむ~い邪気!~寒邪について~

皆様、こんにちは。

立冬も11月の初めに迎え、すっかり朝晩はコートや上着などが

必要な気候になってきましたね。

 

今回はさむ~い邪気こと寒邪についてお話ししたいと思います。

中医学では冬は寒邪が多くなる季節と考えます。

気温が低くなること寒邪を身体に受けやすいということもありますが、

身体の温める力が少ないと身体を保温してあげることができなくて

身体の中に寒邪が入りやすいということもあります。

中医学で考える寒邪にはこれらの特徴があります。

①寒は陰邪で、陽気を損傷しやすい

中医学の考え方で陰と陽があります。

陰は冷たく静かでイメージで言うと水になります。

陽は温かく活発でイメージで言うと火になります。

寒邪は陰陽でいうと陰に属します。そのため、寒邪が身体の表面を襲うと身体の表面を

温める力や身体の防御する力()が弱まってしまいます。

その時におこる症状としては、寒気など肩や首のこわばりなどがあります。

また、寒邪が身体の表面を通り越し一気に身体の中まで入ってしまうと冷えを

感じるとともに内臓機能の低下によって生じる症状が現れやすくなります。

たとえば、寒邪がお腹を襲うとお腹の冷えを感じるともに痛みや下痢・嘔吐などの症状が出たりします。

 

②寒は凝滞しやすい

凝滞の状態は、寒いと水が凍るように、寒邪が身体を襲うと気(エネルギー)や血、

潤った水を凝集して滞らせ、スムーズに流れにくくなります。

寒くなると関節などの痛みが増すという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

寒邪によって気血の流れが悪くなると、痛みが増すという症状がでやすくなります。

 

③寒は収引しやすい

収引とは、収縮して牽引するという意味があります。

寒邪が身体の表面にある肌表を襲うと、毛穴などが収縮して汗が出にくくなります。

そのため、普段は身体の防御をしている気の出入りや発汗を抑制してしまいます。

また、寒邪が血管に影響すると血管が収縮して血液の流れが悪くなります。

そうすると、頭痛、肩こりなどが現れます。

 

経絡や筋脈に寒邪が溜まると、収縮して硬くなり、四肢がこわばったり、節々が痛んだりします。

寒い冬を乗り切る冬の養生のポイントは、

・夜は早く就寝し、朝は日が昇ってから起きる

・適度に運動を行い、防寒保温を心がけて陽気を守る

・自分の体質にあった滋養強壮を行う

・生命エネルギーを蓄える腎(腰・骨・耳・脳・生殖機能)を健やかに保つ

 

食養生では

・黒豆、大豆、赤小豆、いんげんなどの豆類

・長芋、大和芋、自然生などのイモ類

・ブロッコリー、ほうれん草、白菜、かぼちゃなどの野菜

・黒米、牡蠣、舞茸、黒きくらげなどの黒いもの

・エビ、ブリ、牛肉、鶏肉、豚肉など

・りんご、キウイ、みかん、ゆずなどの果実

 

・ゴマ、くるみ、松の実、クコの実、桑の実などの種実

特に黒ごまはおすすめです。

 

また、下のイラストのところにカイロを貼ると身体があたたまりますよ!

ぜひお試しくださいませ~。

 

平山