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生理不順(多嚢胞性卵巣症候群)の改善例

多嚢胞性卵巣とは、排卵しなかった卵胞が卵巣内に溜まっている状態のこと。

超音波でみると、卵巣の表面には卵胞が連なって、ネックレスサインという特徴が見られます。

 

さらに月経不順があったり、血中男性ホルモン高値といった場合は多嚢胞性卵巣症候群となり、

不妊や子宮体がんのリスクとして治療が必要な場合があります。

 

 

排卵障害が強くなかなか排卵できない状態が長期化すると、表面に溜まった卵胞はゴツゴツとして硬くなり、

新しい卵胞の発育や排卵を邪魔してしまいます。

 

自然妊娠を希望している場合には

成熟した卵胞が育つこと、しっかり排卵することは必要な条件です。

 

そのためにまずは、溜まってしまった卵胞を除去していく必要があります。

新しい卵胞がのびのび育つ環境を作り、栄養を補って、成熟卵胞を育てていきます。

 

漢方では

・活血薬(血流をよくする)

・化痰薬(老廃物を除去する)

・補腎薬(卵巣のパワーを補う)

などを使用することが多いです。

 

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改善例

 

20代女性

大学生の頃から多嚢胞と診断され、月経不順。

3ヶ月以上月経が来なかったり月経前の不調が辛い時には

婦人科でホルモン剤をもらって、強制的に月経を起こさせることを繰り返していた方でした。

 

多嚢胞の期間が長く、卵巣のパワー不足も見られたので、時間がかかりそう。

活血・化痰、補腎を目的とした漢方薬を服用していただきました。

効果がでるのを待つしかなく、ご不安だったと思います。

でもしっかりとご自身の体と向き合い、おすすめしたお薬をきちんと服用してくださいました。

 

そして

漢方を始めてから4ヶ月目。

ホルモン剤を使わずに月経が来ました!!

ニキビや便通、頭痛など、他の症状も軽くなっているようです。

今後は子宝に向けて、体調を整えていかれる予定です。

 

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生理痛やPMSなどでお悩みの方、

実は生理痛やPMSは「無いのが当たり前」なのです。

PMS、生理痛、生理周期が不安定な方は

まずは婦人科で検査を。

 

ご自分の体の状態がわかったら、漢方相談にもいらしてみてくださいね。

別の視点から自分の体をみて、自分に合った方法を選びましょう。

 

 

一度基礎体温をつけてみると良いですよ。

直近3ヶ月程度のデータがあるとご相談時に役立ちます。

月経は来ていても、実は排卵していなかったりすることも。

 

基礎体温では排卵しているかの他にもたくさんのことがわかるのですが、そのお話は、また後日。

 

(樋口)