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不眠と漢方薬

「不眠」というと全然眠れないことだと思う人が多いようですが、

 

・寝付きが悪い

・中途で目が覚める

・早く目が覚める

・ぐっすり眠れない(浅い)

 

など、睡眠の質が悪いのも不眠と言えます。

 

中医学では体質を見て治し方を決め、漢方薬を選びます。不眠で多い体質は、

 

・潤い不足で熱のこもる「陰虚」

・イライラ、興奮の「肝火」「心火」

・エネルギー、血液の足りない「気血虚」

・水分や脂肪の代謝が悪い「痰湿」

・ホルモンの働きが弱い「腎虚」

 

など。

漢方薬は睡眠薬のように薬の力で眠らせるわけではなく自然に眠れるようにしていくので、効果は徐々に現れます。飲んだ!眠れた!という即効を求めると肩透かしになるかも。漢方薬は、原因からしっかり治したいな、と思ったときの選択肢ですね。長い目で見て「このままではマズイ…」と思ったらご相談ください。睡眠薬があまり効かず強いものになったとか、種類が増えてしまったとか、そうしたときにもお試しいただくと良いと思います。

 

(文責:春田有紀子)