からだに良いものを食べるより、わるいものをやめよ

みなさん、こんにちは。

イスクラ漢方堂の今井です。

 

梅雨真っ盛りな6月18日。

お店のブログで書くのもなんですが、今日は私、今井の母の誕生日でちょうど70歳。そう、古希ですね。

ふと、そもそも古希って言葉はどこからきたの、って思ったので、早速ググってみたところ、唐の詩人杜甫の詩の中に出てくる一節で「七十年生きる人は古くから稀である」というところに由来しているのだとか。

 

昔は70年生きることがかなりの長寿で、とても稀有な存在だったのですね。

普段は離れて暮らしているため、あまり頻繁に連絡することはないのですが、こういう機会だからこそ、母に感謝の気持ちを伝えたいと思います。

 

さて、今日はどどんとこんなタイトルで。

 

からだに良いものを食べるより、わるいものをやめよ。

 

体調に不安を抱えると、必要な栄養素が足りていないのではないか、と考える人は少なくありません。

たしかに足りていない可能性もありますが、それよりも圧倒的に多いのが、いらないものがたまりすぎていること。

あまりイメージをしにくいかもしれませんが、いらないものがたまると、からだがのはたらきが落ちます。

いらないものは、からだの巡りをじゃましてしまうので、必要なところに必要なものがいかない、ということが起こるんです。

とくに胃腸が弱い人は食べたものをさばく(清濁分別という)ことが苦手なので、必要なものがとりだせない、いらないものが排出できない、ということなります。

 

ここで、胃腸のはたらきが低下してる人の特徴をまとめておきます。

 

●食べても太れない

●食べていないのにふとる

●おなかがすかない

●いつまでも食べられる

●便がスッキリでない

●いつもおなかがゆるい

 

これ以外にもたくさんありますが、食べられるかどうか、いらないものをだせるかどうか、というポイントで見ていきます。

ここで、ちょっと気になるのが、

 

●いつまでも食べられる

 

これは胃腸が強いってことじゃないですか?

 

じつは注意したいところで、いつまでも食べられるというのは、満腹中枢を刺激することができないということなので、食べ物を消化して、吸収する力がよわい(=胃腸がよわい)と考えます。(中医学では1つの要因だけで胃腸虚弱と決めつけることはないのですが・・・)

 

中医学では、脾胃(ざっくり胃腸のこと)はからだづくりの基本です。

食べものから、からだも、こころも作られるので、消化吸収をつかさどる脾胃をとても大切に考えています。

脾胃のはたらきを高めることが、不調の改善や、健康につながっているのです。

 

話は変わりまして、世界では食料が不足していた時代が長く続いていました。

それを大きく変えたのが、今から約110年ほど前に開発された「ハーバー・ボッシュ法」です。

ハーバー・ボッシュ法とは、空気中の窒素からアンモニアをつくりだす方法で、この発見によって植物の生育にかかせない窒素を含んだ化学肥料を大量生産することができるようになりました。

アンモニアの合成には、100年以上経った現在でもハーバーボッシュ法が使われており、世界中の食料事情を支えています。

 

現在、日本国内では、ほとんどの食べものが、食べたい時に好きなだけ食べられます。

そして、からだにやさしい自然なものよりは、日持ちがして、味が濃くて、消化に時間がかかるものの方が、コストが安く作ることができます。

結果として、からだに入ってくるものは、胃腸に負担がかかるものが多くなってしまいます。

 

からだに悪いものとは

 

中医学的にからだに悪いものとは、胃腸に負担がかかりやすいものを指しています。

毒性が高いわけではないでは、もちろんありません。

具体的にどういうものか、こちらにまとめておきます。

 

●チョコレートやプリンなどの甘いもの

●とんかつやてんぷら、からあげなどの油っこいもの

●ファストフード、インスタント食品、スナック菓子など添加物の多いもの

●お刺身、お寿司、サラダなど生もの

●アイスクリーム、かき氷、ビール、冷水など冷たいもの

●お酒、タバコ、牛乳

 

からだを元気にしたいとき、からだの不調を治したいとき、イライラや不安など気持ちが不安定なとき、上にあげたような胃腸に負担がかかりやすいものを、あまり考えずに食べていたとしたら、まずは量を減らしてみることをおすすめします。

 

からだに良いものとは

 

胃腸に負担がかかるものを、からだに悪いものという言い方をしましたが、反対に、からだに良いものとは胃腸にやさしいものです。必ずしも、栄養価の高いものとは限りません。消化吸収に負担がかからずに、胃腸をいたわってくれる食べものがからだに良いもので、おすすめしたいものとなります。

 

季節によって、体質によって変わってくるのですが、共通しているものをまとめておきます。

 

●朝の白湯

●おかゆ

●野菜たっぷりのお味噌汁、スープ

●根菜類、イモ類、海藻類

 

からだに良いものをたべること、からだに悪いものをやめること。

本当はどっちもやっていただきたいんです。

でも、どっちの方が効果がでやすいのかというと、悪いものをやめたときです。

やめるほうが大変だからこそ、効果にあらわれやすいです。

 

というわけで、今日はこんな話でした。

 

からだにいいものを食べるより、からだにわるいものをやめよ。

 

おだいじに!