2月も半ばを過ぎると日増しに花粉症のご相談が増えてきますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
日頃から漢方を服用している僕も、何を隠そう花粉症治療薬のヘビーユーザーだったわけですが、今ではずいぶん軽くなってきました。
とはいえ、完全に治ることは難しく、マスク着用、うがい手洗いはもちろんのこと、玄関で洋服をパンパン叩いて花粉を落とすという原始的な花粉症対策をフル活用して花粉症シーズンを乗り切っています。
花粉症には生活養生が効果的である。
実は花粉症は生活習慣が深く関係していると中医学では考えます。
生活習慣の乱れは花粉症症状の悪化に直結します。
ためしに、睡眠不足のまま、ビールをたくさん飲んで、焼肉をたらふく食べた翌日の症状をチェックしてみてください。
症状が悪化して、それはそれはツライ状態に。。。(なる方もいらっしゃいます。)
もちろん、ビールと焼肉が絶対に体に悪いというわけではありません。
中医学的には、冷えたビールは「脾胃(ひい)」の働きを低下させ、大量のお肉は胃腸の負担となって「痰湿(たんしつ)」という体の老廃物をためやすくなる、と考えます。
体の中に溜まった老廃物は、体外に排泄しようとしますが、便や尿や汗などから排泄しきれずに体の中に留まるといろいろと悪さをします。
そのひとつが、アレルギー反応の助長、となって症状に現れるのです。
さぁ、ここで本題。
花粉症の方におすすめの養生とは、睡眠不足&焼肉&ビールの反対のことをやれば良いわけですね。
そう、胃腸に負担をかけないこと、もっといえば、体をいたわり負担をかけない生活をすること、となります。
なかなか難しいですよね?
具体的なことを書きますので、できることから始めてみましょう!
花粉症の方におすすめの養生
— 中医薬房イスクラ漢方堂(川越) (@iskra_kawagoe) February 17, 2018
【ひかえよう】
・辛いもの
・脂っこいもの
・寿司や刺身
・餅や煎餅
・チョコレートやナッツ
・水分過多
・飲酒
・睡眠不足
【とりいれよう】
・あっさりした味付け
・野菜たっぶりのスープ
・葉物野菜のお鍋
・海藻類
・よくかんで食べる
・腹八分
・充分な睡眠